CARACLE-Sの航空輸送に関してのご注意(暫定)

【2019/01/24追記】

op044_001CARACLE-S装着のエアーサスペンション(KIND SHOCK A5-RE)の航空輸送について、2018年末までに航空会社2社により計3件の受託拒否事例が生じています。弊社では管轄官庁や航空会社への調査を行っていましたが、残念ながら現在に至るまで明確な基準を確認できません。

ついては、より安心してCARACLE-Sを飛行機に載せられるように、航空輸送対応サスペンション『f.light』を開発しました。エラストマーを用いた非密閉構造で、危険物と誤解される恐れも無いものと存じます。飛行機でCARACLE-Sを運ぶ際にはf.lightを装着されることをお薦めします。

エラストマーサスペンション f.light [CARACLE-S用]

170321_085936sCARACLE-Sは世界最小サイズを活かして飛行機へ追加料金無しで載せられることが大きな特徴です。これまでも、弊社スタッフやユーザー様が実際に飛行機に載せて、国内外の旅行に活用しています。

ところが、去る3月15日にアメリカの航空会社のハワイ便に搭乗されるユーザー様から、CARACLE-Sに装着されているエアーサスペンションの預かりを拒否された旨のご報告がありました。

現在、エアーサスペンションの航空輸送について調査を行っていますが、関係各官庁と各航空会社の情報が必ずしも一致していません。そのため、航空輸送が可能な条件について、最終的な結論に至っておりません。

誠に申し訳ありませんが、ひとまずの暫定措置として下記の2点の対処をお勧め致します。

  • サスペンションのエアーを抜き、加圧されていない状態で預けること(方法については後述)
  • 事前に航空会社に相談し、輸送してもらえることを確認すること

なお、CARACLE-S装着のサスペンション(KIND SHOCK A5-RE)は、エアー(空気)を緩衝材として使用しています。可燃性オイルや、爆発の危険のあるガス、リチウム電池は使用しておりません。航空会社に質問された際には、その旨お伝え下さい。

その後、弊社スタッフが台北サイクルショー出展のために、台北まで往復した際には事前に台湾の航空会社に相談を行い、預け荷物として輸送が可能である確認を得られました(往路:3月21日/復路:3月26日)。

現状、航空会社(あるいは行き先国や現場担当者)によって、対応が異なるようです。ユーザー様におかれましても、情報をご提供頂けましたら幸いです。

今後も航空輸送が可能な条件について調査を進め、可能であれば危険物でない証明を取得できるよう対策を検討して参ります。ご迷惑をお掛け致しますが、続いての報告をお待ち下さい。


■エアーサスペンションの減圧及び加圧操作について

170412_163754170412_163404a【減圧】

1.サスペンションのエアー注入バルブのキャップを外して下さい。

2.中心部のピンを先の尖ったもので押すと内部のエアーが放出されます。「シュー」という音が聞こえなくなるまでエアーを抜いて下さい。

 

170412_164150170412_163550【加圧】

エアーサスペンション(一部のホース式タイヤ用ポンプも使用可)、CO2カートリッジなどが必要です。注入口を米式バルブ用に設定し、エアーを注入して下さい。体重やお好みにより、空気圧を調整して下さい。推奨気圧は100-150psi (6.8-10.3bar)です。一般的な体重や用途では100psi程度で充分と思われますが、最大で180psi (12.4bar)を超えないようご注意下さい。

※バルブ周辺が狭いため、注入口先端が大きなポンプ等は使用できません。事前に使用可能であることをお確かめの上でお出かけ下さい。
※多くの航空会社で、CO2カートリッジを4本まで預け可能です。大型の携帯ポンプは預けられないことがあります。いずれも事前に航空会社にご確認下さい。
※サスペンションのエアーを抜いた状態で乗車、走行をしないで下さい(サスペンションや車体を破損する恐れがあります)。